インプラント
IMPLANT
IMPLANT
野洲U歯科・矯正歯科ではあごの骨の状態をCTで精査診断することによって、最適なインプラントを選択しています。
患者さまがインプラントに合わせるのではなく、患者さまのあごの骨の状態やインプラントを埋入する部位、インプラントの本数など、総合的に判断して最適なインプラントをご提供できるようにしています。
患者様の骨密度(骨の硬さ)や骨の厚さや長さの違いに対応するために、インプラントのサイズも細かく分類し、様々なタイプの異なるインプラントも種類豊富にご用意しています。
その中から患者さまの状態、また治療の目的によって最善のインプラントが選択します。従来であれば骨を作らないとインプラント治療ができない患者様も、患者様に合わせたインプラント体の長さ、種類、メーカーを選ぶことで、骨を作る必要がなくなるか、あっても最小限ですむので患者さまの負担が大幅に軽減されます。
インプラントの成功率を高め、失敗率を減少させるために骨の状態を見極めてインプラント体を選択していきます。3メーカー5種類、150の違いのあるインプラント体から患者様の状態に合わせた差的な1本を選択します。
野洲U歯科・矯正歯科が採用するインプラント
野洲U歯科・矯正歯科では
MEGAGEN(メガジェン)
・AnyRidge(エニィリッジ)
・AnyONE(エニワン)
・MiNi(ミニ)
Zimmer (ジンマー)
・Spline(スプライン)
Osstem(オステム)
というインプラントメーカーを選択しています。
これらのインプラント体にはそれぞれに特徴があり、状況に合わせてインプラント体を使い分けています。
エニィリッジは抜歯即時埋入に適しています。抜歯即時埋入とは、歯を抜いたと同時にインプラントを歯を抜いた位置にインプラント体を埋入することを言います。
この治療方法の利点は、1日で悪くなってしまった歯を、インプラントを使って新たな自分の歯をその日に作れるということです。
歯が抜けたところは空洞ができてしまいます。その歯を抜いた空洞はそのままにしておくと骨が徐々に出来てきますが、全部を埋めるまでに骨は細くなり、少なくなってしまいます。そうするとインプラント体を埋入するときには骨が少なくなっているため骨を作る必要があります。しかし、抜歯即時埋入を行うとその歯が抜け、骨がなくなった部分にインプラント体が入るため、骨を埋める部分が少なくなるため、骨の再生を手助けすることが可能になります。また、インプラント体を入れる位置も骨が治るために最適な位置に入れるため早く、きれいに仕上がります。
また、エニィリッジはインプラント体の特殊な構造から強固な初期固定(インプラントの動揺が埋入当初から少なくすることが出来る)が得られ様々な骨の状態(柔らかいスポンジ状の骨から、カチカチに硬い骨にまで)に適しています。スモール、レギュラー、ワイド、スーパーワイドの4種類の直系の違いに加え、長さは7〜18mmと多くの種類を加え、全部で42種類の患者様の状態にあったインプラント体をご用意しています。
エニワンは歯を失った部分が多くなってしまっているときに使用します。エニィリッジ同様に十分な初期固定がでるシステムです、エニィリッジは歯の本数が少ない場合に用いることが多いのですが、エニワンはその逆になります。これは上部構造(インプラント体の上に作る歯の構造)が違ってくるために使用方法を変えていきます。1本や2本のインプラントであれば問題が出ないことでも、3本以上になってくるとインプラント体の平行性(それぞれの向き)が微妙に変わってきます。その誤差をなくし、精度を向上させるためにエニワンを使うことで解消ができます。
もちろんあらゆる骨質に対応し、直径と長さにより全50種類ご用意しています。
エニィリッジは欠損の少ない場所の少ないインプラントの埋入時に、エニワンは欠損の多い場所のインプラントの埋入時にと使い分けていきます。
もちろん両方ともにすばらしいインプラント体なので患者様の状態に合わせて洗濯をしています。
ミニはその名の通り直径が細く、前歯部のあごの骨の幅が狭く、通常のインプラントでは骨量が足りない場合に用いられます。エニィリッジ・エニワンでは骨の幅が狭すぎるときにために用意されたインプラントです。上記に2つのインプラントと同様のコンセプトです。審美性にも優れています。
スプラインはメガジェンとは全く違ったインプラント体です。インプラントの表面構造がチタンの結晶構造ではなく、結晶率97%のHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングされています。これは骨とほぼ同じ成分で出来ており、同じ成分のため骨と直接強固に結合します。このインプラント体を使用する目的は、骨密度D4という特に骨が軟らかい患者様に使用します。骨が柔らかいとどうしてもインプラント体が骨と結合しにくいのを助けるために用います。インプラントの成功率を高め、失敗率を減少させるために骨の状態を見極めてインプラント体を選択していきます。サイズバリエーションは全15種類揃えています。
野洲U歯科・矯正歯科では患者さまの負担を軽減し、安全に安心にインプラント治療を受けていただくために歯科診療のデジタル化を推進しています。
CT画像から得られる情報は量、質ともに飛躍的に高まり、患者さまの骨の様子や神経、血管等の位置が正確に把握できます。
こうした患者さまの精密な情報をもとにインプラントの埋入位置や角度、サイズ等を3D仮想手術でシミュレーションすることで、最適な手術方法を検討します。
コンピューター上で構築した治療計画をもとに、患者さまお一人お一人に3Dプリンターを用い、サージカルガイド(オペをサポートするガイド)を製作します。
手術の際にはサージカルガイドを歯や歯ぐきの上に固定し、そのガイドが示すインプラントを埋入するポジションにあわせて、インプラントを埋入することで、治療計画通りの手術を精密に再現することができます。
野洲U歯科・矯正歯科では革新的なインプラント手術ソフトウェアのR2GATE(アールツーゲート)・DentiQ(デンティキュー)を用いています。これらのインプラント手術シミュレーションソフトを用いて画像解析及び3Dシミュレーションによる治療計画を構築しています。
これらのソフトウェアでは骨の形状はもとより骨密度が精密に色分けされるため、客観的に骨の幅・長さ・硬さや骨密度を把握することが出来ます。これらが分かることによってインプラントのメーカー、さらにその中で何の種類のインプラントを使用することが適切かを判断することが出来ます。
またシミュレーションソフト上では、手術を成功させるためにどの位置でどのくらいの深や角度が適切かをビジュアル化(見てわかるようにすること)することが出来ます。
これは大きな利点でインプラント手術を成功させるためのイメージトレーニングをすることが出来、さらに問題が起こった時の対処も事前に検討していくことが出来ます。
デジタル診断ソフトウェアプログラム(R2GATE)を使用した仮想手術。
インプラントの埋入位置、角度、サイズを3D仮想手術でシミュレーションできるため、より正確な手術を行うことができます。
インプラントサージカルガイドとは、インプラントを正確な位置・深さ・角度に埋入するための補助装置です。
インプラント手術時に口の中に装着して用いるマウスピース型の医療器具です。
ガイドを使わないフリーハンドでの手術では、どうしても手や腕のブレによる埋入誤差が生じてしまう可能性があります。万が一にも神経や血管を傷つける事故につながらないとも限らないため、これらのブレを防止して、正確な埋入ができるように開発されたのがインプラントサージカルガイドです。
患者さまのあごの状態に合わせてコンピュータで精密に設計されたインプラントサージカルガイドに沿ってドリルで骨に穴をあけることができます。シミュレーションで事前に決められた位置、深さ、角度に正確にインプラントを埋入することができます。安全でしかも手術時間も短縮され、患者さまの負担を軽減することができます。
野洲U歯科・矯正歯科ではサージカルガイドを患者さまお一人お一人に製作し、精密かつ安全安心なインプラント手術を行っています。
サージカルガイド
これまではインプラントの埋入後、インプラントと骨がどれくらいの強さで結合しているかを確認する方法はありませんでした。手術をしている歯科医師の経験と勘で判断をしていました。しかし現在では、「ISQ=Implant stability quotient」という測定器とペリオテストの2つの機器を使用することにより、骨との結合度を測定すること(成功の度合い)が可能となりました。
野洲U歯科・矯正歯科ではインプラントを埋入して2週間後、1ヵ月後と「ISQ」とペリオテストで定期的に測定することで、結合状況を確認しながら治療を進めています。
「ISQ」ではインプラント体にISQ本体の先端から発せられる磁気の共振周波数をあてて測定します。
インプラントの安定度(ISQ値)が算出できます。数値によってインプラント体が骨とどれくらいの強度で結合しているかを確認できます。このISQは正確性が高く、世界的にも信頼できる数値として認められています。
さらにペリオテスト(動的歯周組織診査・診断装置)という装置により、インプラントの揺れを計測します。インプラントの揺れがないということは結合状態が強いということになります。これもISQと同様に数値を確認していきます。
ISQ値及びペリオテスト値(PT値)という客観的な数値でインプラントの安定性が把握できることは画期的なことです。1つの機器では誤差が出ることがあります。2つの機器を使用することにより、より確実性の高い治療の実現に貢献しているといえます。
インプラントの安定性「ISQ値」を測定することができるMEGA ISQⅡとペリオテスト
インプラント治療は外科手術を伴うため、感染防止のための徹底的な衛生管理が必要です。
野洲U歯科・矯正歯科では院内感染防止のために現在、考え得る世界基準の衛生設備を備えています。
歯科治療において使用する器具や材料の形状はさまざまでしかも血液や体液が触れるものであるため完全滅菌が絶対条件です。
その際に使用するのがオートクレーブです。オートクレーブにも種類があり、ヨーロッパ規格EN13060において3種類の滅菌サイクルのクラスがあります、その中で、唯一クラスBサイクルだけがすべての形状の器具を安全に滅菌することができるとされています。野洲U歯科・矯正歯科ではヨーロッパ基準でもっとも厳しいとされるクラスBオートクレーブLisa(小型高圧蒸気滅菌器)を導入し、感染予防対策を盤石なものにしています。
ヨーロッパ規格で最も厳しいとされるクラスBオートクレーブLisa(小型高圧蒸気滅菌器)
歯科用器具の洗浄と消毒にはミーレ・ジェットウォッシャーを使用しています。滅菌をする前に器具の表面に付着している血液や体液を完全に洗浄することが必要になります。人間の手で洗浄するとどうしても取り残しが起こりやすくなります。
このミーレジェットウォッシャーは、医療機器の洗浄と消毒に適したプログラムとして最初に低温水で洗浄を行った後、洗剤を用いて タンパク質が凝固しない55°Cの温水でタンパク質を除去し、強力な循環ポンプで高圧洗浄を行います。最後に 93°Cの熱湯で5分間の消毒を行います。これは医療機器の再生処理に関しての国際規格 ISO15883で規格化されています。このように人間の手ではできなかったことを滅菌のための準備としてミーレジェットウォッシャーを使用することで解決、さらに向上しています。
ハンドピース(歯を削る器械)やバキュームチップ(唾液を吸うホース)など筒状になっているものなどは、手洗いでは汚れを落とすことが難しかった内側の汚れもミーレジェットウォッシャーを使用することで落とすことができます。
手術器材なども高純度のステンレス製の器材を使用しています。これは器具の精度を表しています。素材のステンレスの純度が低いと、上記の滅菌システムに耐えられず、黒く劣化してしまいます。患者様の手術の際に精度の悪いものを使用しないためにも器具の精度は非常に重要です。
手術の際は全スタッフがヨーロッパ規格EN13060で行われる手順に沿って、手指の消毒を行い、滅菌服、滅菌手袋を装着します。注射針やメス刃をはじめ滅菌手袋、チューブ、紙コップ、生理食塩水、エプロンに至るまで使い捨てを基本としています。
衛生管理の専門のスタッフとして滅菌技師を採用し、患者さまが安全に安心して治療を受けられるよう常駐して滅菌システムの維持管理を行っています。