ORTHODONTIC
現在、歯並びや口元の“美しさ”は、海外では“知性や教養の現われ”として非常に重要になっており、日本でも同じような傾向になってきています。見た目だけの問題ではなく、悪い歯並びをそのままにしておくと、いろいろな問題が起こります。虫歯になったり、かみ合わせが悪いために消化不良をおこしやすくなったり、からだの健康や発育、あごの関節にまで悪い影響を与えてしまいます。
最近特に、首や肩のこり・耳鳴り・めまい・頭痛などの症状が、大人に限らず10代の子供たちにも目立ってきています。これは、悪いかみ合わせや顎の位置が、ずれたりすることによって起こることが少なくありません。(顎関節症)
歯並びの矯正治療と言うと、その審美面ばかりが強調されがちですが、そしゃく(食べ物を咬むこと)・発音・呼吸などの機能と一体の関係にあるからこそ、見た目も美しいのです。不自然な位置にある歯やあごの形を整え、しっかりした咬み合わせと、まっすぐならんだ美しい歯並びをつくりだし、体のバランスを整えることが非常に重要です。
歯並びがよくなると、食べ物をしっかりと咬むことができ、歯磨きもきれいにできるので、口の中の健康はもとより、消化を助けてからだ全体の健康にもよい結果をもたらします。
歯が重なりあっていたり、かみ合わない歯があると、食べ物のカスがたまりやすく歯みがきがしにくいため、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。また、悪い歯並びは、歯科治療を難しくします。
歯並びが悪いと、どうしても食べ物がかみにくく、消化不良の原因となり、からだの健康や発育にまで悪い影響を与えてしまうことがあります。
ひどい出っ歯、上下の歯が咬み合わない、受け口…などの場合、電話での会話や外国語を話す時に正しい発音ができず、相手に通じないことがあります。
悪い歯並びを気にして人前で話したくない、また容姿を気にして友達づきあいも消極的になってしまう傾向があります。
お子様の場合、悪い歯並びをそのままにしておくと、あごの成長にも影響し、上下の顎のバランスが悪くなったり、顔が左右対称でなくなったりします。
顎の関節や筋肉にも悪い影響を与えるため、顎が痛い・音がする・口が開けにくい・肩こり・首のこり・耳鳴り・頭痛などのいわゆる顎関節症が起こりやすくなります。
マウスピース矯正をはじめワイヤー矯正など、お子様の状態にあった治療方法をご提案しております。特にマウスピース矯正に関しては世界基準の透明なマウスピース型矯正器具であるインビザライン®を使用しております。当医院では6歳から使用できるインビザライン®ファーストを導入しております。
大人になってから顎の骨を広げる場合、骨が成長しきっていたり、親知らずにより歯並びが崩されていたりなど歯を並べるためのスペースを確保するために抜歯を伴うケースも少なくありません。
骨が成長中で軟らかく未成熟で永久歯が完全にはえそろっていない小児の時期に矯正をはじめる事により、スペースを確保したりアゴを広げたりすることが容易になり、将来的な抜歯の可能性を減らし、なおかつ移動後の歯が早くから安定するメリットがあります。
・インビザライン®ファーストの場合
「顎の大きさを広げる」ということと「歯並びをきれいに整える」ということを同時に行うことができるのが大きな特徴です。
●メリット
×デメリット
インビザライン®ファーストは、取り外しできるのが大きな利点ではありますが、逆にきちんと決められた時間装着しなければ効果が現れません。
そのため、お子さんだけで管理するのは難しく、親御さんによる協力が大事になってきます。ただし、これは従来の小児矯正の場合の取り外し式装置の場合でも同じことが言えます。
歯並びや顎の状態によっては、インビザライン®ファーストによる治療が適さない場合もあります。その場合には従来型の装置による治療が適用されます。
9項目の検査をそれぞれの症状にあわせて行います。この検査は、矯正治療のためにだけするのではなく、むし歯や歯周病、顎関節症の治療のためにも行います。 この検査を行うことで、ご自分の口の中のことをすみずみまでわかります。
治療前の写真をとっておきます。美しい笑顔を作るために、“何が必要か”を調べます。
咬合器付着を使って、顔の骨格の中で、歯がどこに位置しているかを調べます。
これらのレントゲンで、むし歯や歯周病、また歯や骨に問題があるかを調べます。顎関節症のリスクがあるか、また顎の関節の骨の形や変形を調べます。
顔の骨格のレントゲン(セファログラム)とその分析
頭の骨の中でどこに歯がついているか、顎の曲がりがあるか、などを詳細に分析していきます。
現在の歯周病の進行の程度を細菌の活動状態から調べます。
口の中の細菌の環境がどのような状態にあるのか、また、食生活習慣がどのようになっているかから、むし歯や歯周病にかかりやすい危険性がどれくらいあるのかを調べます。
筋肉の緊張や左右差や痛みの程度を調べます。
歯ぎしりの程度を調べることにより、歯や顎の関節に対する咬み合わせの影響を調べます。
アキシオグラフは、オーストリア咬合学の権威であるスラビチェック教授が開発した、顎の動きやかみ合わせを検査するシステムです。今までの研究から口の中の病気の原因として、細菌とかみ合わせが非常に重要だということが分かっています。
このシステムを使うことで、原因のひとつであるかみ合わせを調べることができます。顎関節症や顎の痛み・体のしびれ・肩のこりなど、かみ合わせが問題で体のバランスが崩れてしまっている場合や、かみ合わせを大きく変える矯正治療やインプラント治療などを行うときに行います。
当医院では治療に際して下記の料金を申し受けることになっております。よくお読みになり、ご不明な点についてはお問い合わせ下さい。
以下の検査をもとに治療計画(治療期間、使用する装置、費用等)を決定し、ご説明します。
レントゲン写真、口の中の模型、顎の位置の固定、顔や口の中の写真を撮ります。
顎の関節の状態を詳しく、コンピューターを用いて検査をします。それにより、顎関節症や体のバランスを調べることができます。
矯正治療の期間短縮ができます。個人差はありますが、通常の矯正治療と比べ、約2/3ほどの期間で終わらせることができます。
毎回来院時にお支払願います。
治療終了後、歯並びを安定させるための装置です。
※抜歯、あるいは矯正期間中に生じた虫歯などに対する治療費は上記に含まれていません。
※当料金表の価格は全て税込価格です。
※2024年1月より上記に料金改定いたします。